こんにちは、あさひです。
今回は11月に入り、瀬戸内でもアオリイカが新子からかなり成長してきて、深場でも釣れるようになってきました。
瀬戸内でも私が住んでいるしまなみ付近では春の親イカは個体数が少ないため、ティップランエギングでほとんど出会うことができず、この10〜12月までがティップランエギングの最盛期となります。
今回の投稿ではそんなティップランエギングを始めてみたいという方向けへの、必要な道具紹介をしていきたいと思います。
釣行準備
- ロッド
- リール
- ライン(リーダー含む)
- エギ(ティップラン専用)
- その他
【ロッド】
ティップランエギング専用ロッドを買いましょう!・・・と言いたいところですが、予算的に難しい、ロッドをあまり増やしたくない、など色々な理由で買えない方がいらっしゃると思います。
そんな方にオススメするのがその他ロッドの兼用です。
ティップランエギングに必要なロッドの要素に穂先きの柔らかさ、バットの強さ、40〜60g程度のエギをシャクれる強さ。これが必要になってきます。
じゃあ、実際にどんなものが兼用できるのかというと、「ひとつテンヤロッド 」「タイラバ ロッド」「キスロッド」「カワハギロッド」この辺りは比較的ティップランエギングにも兼用可能と思います。ただし、上記要素を満たしていることが前提です。
実際に私の船でよく釣行する後輩たちのほとんどはタイラバ ロッドでティップランエギング をしています。
次に専用ロッドの説明をしていきます。
専用ロッドのほとんどはスピニング仕様になっています。理由は40g程度の抵抗のあるエギを20〜30m程度落とさなければいけないので、抵抗の少ないスピニングリールでのフォールスピードが重要。次にシャくる動作の機敏さは圧倒的にスピニングの方が操作がしやすいですね。
まずは汎用のお手頃ラインから紹介します。
ダイワのティップランシリーズのエントリーモデルになります。
最近はプレジャーボートでティップランを行う人も多いのでショートロッドを扱う方も多いですが、乗り合いとかの遊漁船までをカバーしようと思うと6f5inch程度の長さがあってもいいと思っています。
まずは専用ロッドでイカを釣り始めたいという方にオススメします!
ちなみに私が使っているロッドはこちらのもう一つ柔らかいLSになります。↓
このシリーズは先端がメタルトップになっている事で感度はもちろん、ティップランでよくある穂先の巻き込みを起こしても折れないという事が最大のメリットになってます。
【リール】
ここは特に気をつけた方がいいポイントになります。
ポイントとしては
- 巻き
- 耐久性
まず「巻き」に関してですが、ティップラン 独特のバーチカルにテンポよくしゃくろうと思うと、
ダイワでは2500番、シマノでは3000番をオススメします。
巻き取り量で行くと、65から75cm程度がいいでしょう。あまり巻き取り量が多いとシャくるピッチと一回転の量が合わなくなります。
また、ハイギアはオススメしません。友人のハイギアリールで試した事がありますが、シャくるピッチを速くすると巻き出しが重く、遅いためタイミングはタイミングが上手くあいません。
次に「耐久性」についてですが、バーティカルにシャくる回数が多いため、リールにはかなり負担がかかります。
グラム数は40g程度ですが、抵抗のあるエギをずっとシャクリ続けるので、ジギングに近くなっていると思います。
その為、プラスティック素材や半プラなどではギアのズレなどが生じやすく、ゴロツキ感などが出やすくなる傾向があります。
実際にストラディックCI4を使用して一発でゴロツキ感が出てしまい、後悔しましたwww
その為、リールについては高くなってしまいますが、正直あまり妥協をしないことをオススメします。
あえてオススメするのであれば、
本当はステラと言いたいところですが・・・
この辺りのリールはその他のエギングやシーバス、など色々な釣りに使用可能なので、一ついいリールを持ってみてはいかがでしょうか。
【ライン】
・メインライン:PE0.5〜0.8号
・リーダー:フロロ or ナイロン2〜3号
このラインについては私もかなり試行錯誤をしており、過去の経験からオススメを紹介していきます。
まず、メインのPEラインですが、極端に0.5と0.8のメリットデメリットを紹介します。
0.5号
【メリット】
ラインが細いことで感度が圧倒的に良くなります。また、水の抵抗も少なくなるため、やや沈降速度が速くなります。抵抗が少ない為、潮に流せれにくい為、底取りもしやすくなります。
【デメリット】
ラインが細い事でちょっとした傷やキッカケで高切れが多く、ラインが減って行くのが早いです。また、しゃくった時、根掛かりやイカをかけた時などの抵抗でラインが食い込むため、ライン放出がたまに止まる事がネックです。
0.8号
【メリット】
0.8号の太さまでくると不意な大物にも対応できるくらいの力があるため、根がかりが岩の間とかでなく、海藻などであれば、カンナを曲げて回収できるだけのパワーがあります。ロスト率を下げたいのであれば、0.8号をオススメします。
【デメリット】
ラインが太い事でやや手感度は下がり、潮の抵抗も受けやすいので底どりが悪くなります。
・リーダーについて
リーダーの太さで釣果が変わることはあまりないと思っていいと考えています。
どちらかというとリーダーの長さの方が釣果に影響する印象です。最低でも2ヒロ程度とる方がいいでしょう。
【ラインまとめ】
総合するとPEラインは0.8号、リーダーは3号を選択しています。
釣果自体には大きく影響しませんし、潮の抵抗も大きな差とは言えません。
それより一番の影響はロスト率です。これは圧倒的な差になるため、お財布を考えると細めのラインを選択するのはクレバーとは言えません。
テスター達は良く細めのラインを推奨するような動画を上げていますが、彼らと違うところは道具の提供でしょう。個人でお金を出す一般人にとっては一個1500〜2000円程度するエギをホイホイロストするわけにはいかないですよね・・・
【エギ】
エギの選択も皆さんが悩むところだと思います。
専用エギを使用した方がいいのか、ショアエギング用のエギに+シンカーでいいのか?カラーはどうすればいいのか?どこのメーカーが釣れるのか?
そんな疑問を抱く初心者の方向けにまずはこのセッティングをしておけば間違いないというものを紹介していきます。
先ずは専用エギを使うかどうかですが、シーズン序盤ではまだまだアオリイカのサイズも小さい為、専用エギだと3号以上のものがメインとなっており、選択肢がない為、ショア用のエギプラスシンカーで対応しましょう。オススメはこちら↓
プラスシンカーは様々なものが出されていますが、エギとの互換性がかなりシビアで下手に買ってしまって、装着できない・・・なんてことは良くあります。
パタパタ用のシンカーはエギの先端にアイが付いているものであれば、大抵のエギに装着が可能でした。もちろん釣果の低下も観られないので、オススメします。
10月に入ってくると専用エギの3号でも対応でき、10月中旬には3.5号で問題ありません。
ここは実はあまり教えたくない部分になるんですが、私はこれだけ持っていればいいのではと思うエギがこちらのダートマックスTR。シーズンになると圧倒的に品薄になってしまうほどにティップランでは効果を発揮します。
次に紹介するのがバレーヒルのスクイッドシーカー。
ロストが多い釣りの為、予備は多く持っておきたい。そんな時にリーズナブルで釣果も安定しているこちらをオススメします。
最後に圧倒的に種類が多く、ラトル入りがあることからダイワのエメラルダスボートをオススメします。ラトル入りは通常あまり釣果をあげる事ができない場合が多いですが、ナイトティップランで時折劇的な効果を発揮する時があります。明らかに暗く、潮が濁っている場合はイカも餌を見つけづらい為か、ラトル入りが釣果をあげる時があるので、いくつか持っておくといいでしょう。
【その他】
ティップランでは様々な水深や潮流に対応する為、ティップラン用エギにプラスするシンカーがあります。よく使うものを紹介します。↓
次にエギボックスの紹介です。
これは下に穴が空いているタイプでそのまま上から水をかけてジャブジャブ洗えますし、取り出しも簡単なので、オススメです。
【まとめ】
エギングと言えどややショアからの道具とは違ったセッティングである事が必要な釣りだと思います。釣りをする事は可能でも、耐久性を考えるとやや値が張る道具をチョイスすることをオススメします。
実は今回の投稿で釣り方まで説明するつもりでしたが、長くなり過ぎたので、一旦道具紹介で終わりますw
実長動画がありますので、こちらもご覧になってみて下さい
今回も最後までご覧頂きありがとうございます。
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